日時:2021年11月10日(水)14時00分~/場所:深浦町役場
燈の守り人キャラクターを活用して、地域の灯台を歴史・文化資産として活用する機運をつくるため、キャラクター化の対象となる「艫作崎灯台」が立地している青森県西津軽郡深浦町の吉田満町長を、「燈の守り人」製作委員会プロデューサーの柴田英知が2021年11月10日(水)に表敬訪問し、キャラクターの贈呈式を実施しました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
<「艫作崎灯台」キャラクターポスター>
- <イベント概要>
日時 | 2021年11月10日(水)14時~14時30分 |
会場 | 深浦町役場 青森県西津軽郡深浦町深浦苗代沢84−2 |
アクセス | 深浦駅から徒歩4分程度 |
発表会 プログラム |
1.「燈の守り人」キャラクター贈呈 2.フォトセッション(キャラクターの等身大パネルを挟んで記念撮影) 3.会談(吉田 満町長・燈の守り人製作委員会プロデューサー 柴田英知) 4.囲み取材 |
- <吉田市長コメント>
円覚寺というお寺に「竜灯杉」という杉があり、荒れた海のなか北前船で来た方が竜灯杉がピカッと光る姿を目印にしてきたという歴史がある。荒れた海の真っ暗な中で灯りがともるというのは、そこを目指していく希望の灯火であり、時代を超えてキャラクターを灯りの象徴として作っていただいたというのは非常に嬉しい。手に琵琶を持ってくださっているが、楽器というのは安心の環境の象徴でもあると思っており、そういう意味ではこのキャラクターは安全安心を守ってくださる”海の申し子”であると大変嬉しく思っています。海に無関心な層が増える中で、サブカルチャーが好きな層などが入りやすい窓口を作っていただき、そういった方々が田舎の地に来れるような一つのツールを作っていただいたというのは非常にありがたい。
深浦町をもっともっと知ってほしい。おおいにキャラクターを活用しながら地域おこしを真剣に考えていきたい。見上げた時にとても大きく、人を引きつける魅力のある灯台。艫作の灯台ってどういう灯台?と足を運んでいただけたら嬉しい。ローカル線の五能線や世界遺産、日本文化遺産、不老ふ死温泉の露天風呂など様々な魅力があるところなので是非ともおいでいただけたら嬉しい。
- <柴田プロデューサーコメント>
不老ふ死温泉の「不老ふ死」という単語や薬効の高さなどからインスピレーションを得て「この灯台は人を癒す存在になり得るのではないか」というイメージで作らせていただきました。サブカル層と言われるアニメファンの方々などに新たに灯台や海に足を運んでいただけると嬉しいです。このエリアで最も大きい灯台であるということで身長も高めに設定しています。観光や施設、商品開発で活用していただく等、地域で盛り上げていただけたらと思っています。艫作埼に新しい町民が増えたよ、というぐらいフランクな感じでキャラクターを愛してもらえたら嬉しいです。お土産コーナーにいたり、駅にいたりなど「どこにいてもこのキャラクターいるよね」となるようなぐらいたくさん活用していただき一緒に地域を盛り上げていただけたらと思います。
「燈の守り人」製作委員会プロデューサー プロフィール
柴田英知 「燈の守り人」製作委員会プロデューサー
2002年地方自治体市役所に入職、農林水産、観光物産、市民窓口、生活保護などの部署で勤務。在職中より地域活性化をライフワークとし、テーマに応じて団体を立ち上げ、その認定によって地域の熱源を生み出す手法と、地域経済を踏まえたロジックで地域おこしを行い、地元だけではなく、海外を含めた様々な地域で地方創生事業や、音楽を中心とした文化事業を行う。
2018年市役所を退職し、日本財団「海と日本プロジェクト」事務局として拠点を東京に移動、様々な協会をプロデュースし、地域での文化を掘り起こし、地域活性化や関係人口の拡大、地域経済の循環に資する活動を行う。これまでにおおよそ70の地域で事業を実施。地域の文化や地域経済を踏まえた地域おこしを「地域リノベーション」として捉え、全国で活動中。2020年からは「燈りの守り人」の企画やキャラクター製作に関わり、2021年よりプロデューサーを務める。
団体概要
団体名称 :全国灯台文化価値創造フォーラム
本社所在地 :東京都港区赤坂7-10-9 赤坂伊藤ビル2階
電話番号 :03-6441-2561
代表理事 :波房 克典
設立 :2020年11月1日
URL :https://toudai.uminohi.jp/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
「燈の守り人」プロジェクト
『燈の守り人』は、日本全国の海岸線に建設されている灯台を擬人化したオリジナル・エンターテインメントです。灯台に自らの魂を捧げ、海の災厄「水禍」から日本を守ってきた灯台の化身・「燈の守り人」たちの物語で、灯台からみた日本の近代史など、灯台の多様な魅力を伝えていく大河ファンタジーです。
日本における西洋式灯台の歴史は、約150年前に遡り、現在3,000基をこえる灯台が存在しますが、GPSやレーダーの普及に伴い、各地でその役目を終えつつあります。
『燈の守り人』プロジェクトでは、各地の灯台の魅力をオリジナルストーリーでエンタメ化することにより、これまでの灯台ファンは勿論のこと、さらに広い層にその魅力を届け、灯台に足を運ぶ人を増やし、地域の海洋資源として、灯台に光を当てることを狙っています。
https://www.akarinomoribito.com/
<2021年度の活動>
①キャラクター制作・・・「燈の守り人」に登場する約90灯台のキャラクター ※10月より順次制作
②漫画連載・・・縦読み漫画として週刊連載(漫画アプリ各社) ※12月より連載開始
③声劇Liveイベント・・・著名声優10名によるライブ朗読会イベント ※11月1、2日公演
④音声ドラマ・・・約90名の有名声優が登場する、オリジナル脚本による音声ドラマ ※11月より配信開始
⑤音声ガイド・・・約90名の有名声優による各灯台の概要説明をする音声ガイド ※11月より配信開始
⑥キャラクター制作・・・「燈の守り人」に登場する約90灯台のキャラクター ※10月より順次制作
⑦20市町村に、キャラクター贈呈の表敬訪問・・・市町村とのタイアップ展開 ※10月より開始