邦画作品で初めて、シネマ向けの立体音響フォーマットDTS:X版を国内で一貫制作
DTSは今年6月、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス東京映像センター第2試写室に、日本で初めてとなるDTS:Xのサウンドシステムを導入し、 DTS:X版DCPの再生とクオリティーコントロールを可能にしました。それに続き、シネマ向けのDTS:X制作ツールを、東京都練馬区東大泉にある東映デジタルセンターのダビングステージに導入することにより、DTS:X版音声を完全に国内で制作することが実現しました。これまで日本国内ではDTS:X版の制作環境はなく、2017年にDTS:X対応の映画館が登場して以来、国内で上映されたDTS:X版は、洋画作品や海外で制作されたDCPによるものでしたが、「えんとつ町のプペル」では音声ミックスからDCPマスタリングまで一貫して国内で制作されました。邦画としてはこれが最初のDTS:X版公開作品となります。 これについて、Xperi社のコンテンツ&ストラテジー担当バイスプレジデント、ローレン・二―ルセンは「日本初のネイティブDTS:Xミックス版を見届けられてとても嬉しいです!」と述べています。
「えんとつ町のプペル」公開から約一年を経て行われるハロウィン限定上映に合わせ、公開時の5.1チャンネルの音声に加えて初めて立体音響のフォーマットであるDTS:X版を制作した、本作品の製作総指揮である西野亮廣氏は、「スクリーンから飛び出した音が僕の横を音が通りすぎたり、はたまた後ろからやってきた音が僕を追い抜いてスクリーンに向かったりする度に、自分が映像に中に入ったような不思議な感覚になりました。それは、映画の在り方(作り方)を大きく変えるほどの「体験」で、試写後はしばらく興奮が止みませんでした。是非、一度、体験してみてください。いや、ホントに凄かった。。」と述べています。また、今回DTS:Xのシネマミックスを手掛けた音響監督の笠松広司氏は「今回のプペルは5.1ch版からの単なるアップコンではなく極力『DTS:Xネイティブ』としてミックスをやり直しています。5.1ch版の印象を大きく変える事なくイマーシブオーディオを使用した”えんとつ町の雰囲気”や”スピード感のある映像”に、より追従したDTS:X仕様になっていますので是非お楽しみ頂ければと思います。」と述べています。
「えんとつ町のプペル」DTS:X版は、兵庫県姫路市のアースシネマズにて10月22日から31日までリニューアル期間(10月25日から29日まで)を除き上映されます。(上映スケジュールは劇場へ直接お問い合わせください。 https://earthcinemas.jp )
DTSについて
1993 年設立以来、DTS は世界中の音をより良くしようと力を注いできました。 DTS は、モバイル デバイス、ホーム シアター システム、映画などの最先端のオーディオ ソリューションを通じて、どんな場所でもより高品質かつ、イマーシブで魅力的なオーディオ体験をリスナーにご提供します。 現在DTS は、イメージングおよびセンシング技術にも力を入れています。 詳細については、www.dts.com をご覧ください。
Xperi Holding Corporationについて
Xperiは、驚きの体験につながる技術を考案・開発し、提供しています。Xperiがそのブランド(DTS、HD Radio、IMAX Enhanced、Invensas、TiVo)と、自ら設立したスタートアップのPerceiveを通し届けるそのテクノロジーは、エンターテインメントをより楽しく、スマートデバイスをよりスマートに変化させます。Xperiのテクノロジーは、世界中の数十億の消費者向けデバイス、メディアプラットフォーム、そして半導体に導入されており、パートナー、顧客、消費者に多大な価値を提供しています。
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