「つのだじろう 楳図かずお 伊藤潤二―名作恐怖漫画劇場」 12月18日(土)より、神保町シアター
コロナ禍の巣ごもり需要でコミック市場が盛り上がる中、今年は「うずまき」等で人気の漫画家・伊藤潤二が“漫画界のアカデミー賞”といわれる「アイズナー賞」で作品賞と個人賞の2部門を同時受賞。また、近年、国民的漫画家・楳図かずおの「わたしは真悟」「漂流教室」など70・80年代の代表作が海外でも注目。来年1月には東京・六本木で「楳図かずお大美術展」開催、「わたしは真悟」の続編展示も発表され、大きな話題になっています。
まさに、ジャパニーズ・ホラー”のムーブメントは、映画に限らず漫画界においても、日本から世界中に広まっているのです。
そこで、ふだんは昭和30年代の日本文芸映画を数多く特集上映している神保町シアターも、スタッフの間で広まる恐怖漫画ブームに注目! 今年最後の特集上映として…
このたび、伊藤潤二と楳図かずお、そして、オカルトブームに乗って70年代に一世を風靡した「うしろの百太郎」の漫画家・つのだじろう、3巨匠の代表作を原作とした実写映画の特集上映を開催します。
配信やサブスクでは観られない貴重な作品の上映もあります。季節はずれ?なんて言いっこなし! 読んでから観るか、観てから読むか、恐怖と幻想の映像世界をぜひスクリーンでお楽しみください。
【開催概要】
「つのだじろう 楳図かずお 伊藤潤二―名作恐怖漫画劇場」
○開催期間=2021年12月18日(土)~12月28日(火) 11日間
○会場=神保町シアター
東京都千代田区神田神保町1-23
TEL 03-5281-5132
http://jinbocho-theater.jp/
○入場料金=一般1300円、シニア1100円、学生900円
○上映作品
以下の通り、全5作品
- 『予言』
監督=鶴田法男
原作=つのだじろう「恐怖新聞」
2004(H16)年
出演=三上博史、酒井法子、堀北真希
- 『おろち』
監督=鶴田法男
原作=楳図かずお「おろち」
2008(H20)年
出演=木村佳乃、中越典子、谷村美月
- 『楳図かずお恐怖劇場 蟲たちの家』
監督=黒沢清
原作=楳図かずお「蟲たちの家」
2005(H17)年
出演=西島秀俊、緒川たまき、内田朝陽
- 『富江』
監督=及川中
原作=伊藤潤二「富江」
1999(H11)年
出演=中村麻美、菅野美穂、草野康太
- 『うずまき』
監督=Higuchinsky
原作=伊藤潤二「うずまき」
2000(H12)年
出演=初音映莉子、フィーファン、佐伯日菜子
*神保町シアターは、小学館が運営しています。