企画、著作権者との交渉、翻訳、プロモーションまでのすべてを手掛けたのは、日本とロシア15の大学から集まった63名のインターン生。ビジネス・コミュニケーション・アプリ「Slack」と「Zoom」をフルに活用した準備活動を経て、2021年11月27(土)と28日(日)にロシアで開催されるオンライン映画祭を企画・運営します。その名も「J-Anime Meeting in Russia 2022」。今回は各方面から注目を集める同イベントの<進化系インターンシップの側面>にスポットを当て、ご紹介します。
※本リリースのPDF版はこちら(https://www.jvta.net/wp-content/uploads/2021/11/2c75bdbe650756fb3d9aac1174cdcb33.pdf)をご覧ください。
- 「語学系大学生の潜在的な力を引き出したい!」
映像翻訳会社と国立大学の共同プロジェクトに15大学、63人が集結
「J-Anime Meeting in Russia 2022」を共同開催するのは、映画やドラマなど動画コンテンツの字幕・吹き替え翻訳者を育成する日本映像翻訳アカデミー株式会社(東京)と国立大学法人東京外国語大学(東京)。「言語系の学部や学科の学生が持つ潜在的な<働く力>は、残念ながら就職活動の段階では十分に評価されていない。学んだ力をリアルなビジネス体験の中で鍛え、自信につながるような、本格的な中長期インターンシップの機会を提供したい」(東京外国語大学大学院総合国際学研究院 沼野恭子教授)。本プロジェクトの噂は大学関係者や学生の間で広がり、最終的には日露15大学、63名のインターン生が参加。企画運営チーム、字幕・吹き替え翻訳チーム、プロモーションチームなどに分かれて活動しています。
(順不同)
東京外国語大学(共催)、神戸市外国語大学(協力)、大阪大学、上智大学、筑波大学、東京大学、京都大学、モスクワ市立大学(協力)、モスクワ大学、モスクワ国際関係大学、モスクワ言語学大学、ロシア人文大学、高等経済学院、サンクトペテルブルク国立大学、サンクトペテルブルク国立映画テレビ大学
- 三井物産モスクワら、賛同企業続々!
「映画祭としても面白いが、人材育成のしくみとして注目すべきだ」
日露の学生が国と言語の壁を越えて協働し、一つの映画祭を作り上げるインターンシップは世界的に見ても例がありません。(日本映像翻訳アカデミー調べ) 「グローバル人材の育成」という視座から本プロジェクトを評価する声が高まっています。
・多数の協賛、協力企業を獲得
・外務省「日露地域交流年事業」に指定
・文化庁メディア芸術海外展開事業への協力
・ロシア映画製作者連盟の協力(代表/ニキータ・セルゲイエヴィチ・ミハルコフ)
・モスクワ市立大学 単位付与対象インターン科目に認定
- 『君の膵臓をたべたい』、ロシア語字幕版もインターン生が制作
『AKIRA』(ロシア語吹き替え版)に加え、両国の学生が今、ロシアで観てほしい作品に選んだのは、ベストセラー小説(累計発行部数300万部)を原作とするアニメーション映画、『君の膵臓を食べたい』。日本ではヒットしましたが、海外での認知度はまだ「知る人ぞ知る」という作品。インターン生たちは、日本の若い世代のリアルな会話をロシア語字幕でどこまで表現できるかに挑戦しています。
- 「J-Anime Meeting in Russia 2022」公式ホームページ、SNS
ホームページ https://j-anime-meeting.com/ja/
Instagram https://www.instagram.com/janime_meeting_r/