電子書店「まんが王国」で独占先行配信中の「黒蜜」は、TVドラマ「ただ離婚してないだけ」の雪映役・中村ゆりさんへのロングインタビューを掲載の雑誌「黒蜜vol.11」を、11月10日より「まんが王国」以外の電子書店でも配信開始いたします。
「ただ離婚してないだけ」は関係の冷め切った夫婦が殺人や監禁を行いながら夫婦の絆を取り戻す衝撃サスペンスドラマで2021年7月からテレビ東京系列で放送されました。不倫する正隆の妻を演じた中村ゆりさんが、雪映という役や、夫・正隆に対する想い、そして役者という仕事について深く語ってくれました。ドラマファンは必読のインタビューです。
・TVドラマ「ただ離婚してないだけ」雪映役・中村ゆりロングインタビュー(冒頭を紹介)
――第4話のラストシーンがすごかったです。正隆が突然泣き出して謝って雪映が抱きとめる、夫婦の絆が久しぶりに結ばれたシーンで。放送では4分ぐらいありました。
中村 もう本当ありがとうございます。テクニカルなことで乗り越えられない芝居を要求される場面が多くて、撮影中はずっとすごい緊張感でした。スタッフの皆さんが、私たちがリアルに演じられる環境づくりをしてくださっていたので、ありがたかったですね。
――酷いことばかりしてきた正隆を雪映が抱きとめるというのが、驚きの名シーンでした。
中村 あそこは安里監督から「ゆりさん相談していいですか?」と声を掛けられまして、「正隆がわーって泣きだしたらどうします?」と。私が「抱きしめます」って言ったら、「そうですよね!」って言ってくれて。脚本では違うように書かれていたんですけど、他のスタッフさんからは「雪映が抱きしめるんですか!?」「ひどいこと散々されてきたのに」って(笑)。でも私は「全然私が抱きしめる」って思ったし、安里監督とはそういうところも共通して持てていましたね。
――4分ぐらいある壮絶なシーンでしたけど、撮る前はどんな状態なんですか?
中村 なるべく無でいる、ですね。プレッシャーを感じたり、絶対泣かなきゃとか思ってると、もう心がおかしくなっちゃいますので、雑念を捨てて目の前にいる相手と向き合うだけ。私もこの作品への思い入れは強いですし、雪映という人の色んな面にもちゃんと寄り添えてるという実感はあったので、余計なことをしないでやってあのシーンになったという感じです。ただただ雪映と正隆としてあの場にいれたかなと思いますね。(以降、全8,000字超)
☆「黒蜜」配信スケジュール
・毎月第2水曜配信
・「まんが王国」独占先行配信(2か月間)
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