~マンガによって「知識が増えた」「価値観・人生観が変わった」「新しく友だちができた」~
CCCマーケティング株式会社は、18~69歳の男女1,504名に、インターネット上での意識調査「Tアンケート」による『マンガに関するアンケート調査』を実施しましたので、お知らせいたします。
- マンガに関するアンケート調査ダイジェスト
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●やっぱり日本はマンガ大国!? 日本人の2人に1人は「年に1冊以上はマンガを読む」
マンガを読む媒体の割合は、「単行本」と「電子書籍」がほぼ変わらず5割に!
●マンガでプラスの影響を受けた人は72.2%
具体的には、1位「知識が増えた」 2位「価値観・人生観が変わった」 3位「新しく友だちができた」
●知識が増えたマンガは、1位『美味しんぼ』 2位『名探偵コナン』 3位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
価値観・人生観が変わったマンガは、1位『ONE PIECE』 2位『SLAM DUNK』 3位『鬼滅の刃』
新しく友だちができたマンガは、1位『ONE PIECE』 2位『鬼滅の刃』 3位『ハイキュー!!』
●マンガの達人がお勧めするシチュエーション別マンガは?
大笑いしたい時…『女子高生の無駄づかい』『ワンパンマン』
元気になりたい時…『テニスの王子様』『この美術部には問題がある!』
泣きたい時…『夏目友人帳』『ANGEL VOICE』
恋をしたい時…『僕の心のヤバイやつ』『私のことを憶えていますか』
人生について考えたい時…『3月のライオン』『うさぎドロップ』
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- やっぱり日本はマンガ大国⁉ 日本人の2人に1人は「年に1冊以上はマンガを読む」
- マンガを読む媒体の割合は、「単行本」と「電子書籍」がほぼ変わらず5割に!
「文化の日」でもあり手塚治虫の誕生日の11月3日は、2002年に日本漫画家協会によって「まんがの日」としても制定されています。そこで今回のTアンケートでは、18~69歳の男女1,504名を対象にした「マンガ」に関するアンケートをお知らせいたします。
まず、普段どの程度マンガを読んでいるのかを聞いたところ、全体で「年に1冊以上読んでいる」割合は53.1%、また「月に1冊以上読んでいる」割合は42.4%となり、日本人の2人に1人が1年に1冊以上はマンガを読んでいるという、まさしく日本がマンガ大国であることが分かる結果となりました。この結果を年代別に見てみると、10~40代では年に1冊以上マンガを読む割合が約6割、一方50~60代ではその割合が4割とガクンと減り、その背景として、週刊少年ジャンプがマンガ雑誌の最高発行部数を更新した1994年~1995年にまさにマンガをよく読んでいた時代を過ごした年代以降の方にとって、マンガが日常的なものとして受け止められていることが推測されます。
加えて、1年に1冊以上マンガを読んでいると回答をした799人に、普段、どのような媒体でマンガを読んでいるのかを複数回答で聞いたところ、「単行本」「電子書籍」がともに5割を占め、電子書籍でマンガを読むスタイルがジワリと浸透していることが分かる結果となりました。
- マンガでプラスの影響を受けた人は72.2%
- 具体的には、1位「知識が増えた」 2位「価値観・人生観が変わった」 3位「新しく友だちができた」
1年で1冊はマンガを読んでいる日本人が半数を超える中、マンガでプラスの影響を受けたことがあるかどうかを聞いたところ、「プラスの影響を受けたことがある」と回答をした割合は72.2%と7割におよぶことが分かりました。プラスの影響を受けたと回答をした1,086人に、具体的なプラスの影響とはどのようなことだったかを複数回答で聞いたところ、回答数が多かった上位から、「知識が増えた」が74.0%、「価値観・人生観が変わった」が45.4%、「新しく友だちができた」が13.0、「旅に出た」が6.4%、「習い事を始めた」が4.4%となり、7割の人がマンガから知識を得ているという実態が明らかになると共に、マンガが日本人の考え方や行動にプラスの影響をもたらしていることが見て取れました。
- 知識が増えたマンガは、1位『美味しんぼ』 2位『名探偵コナン』 3位『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
- 価値観・人生観が変わったマンガは、1位『ONE PIECE』 2位『SLAM DUNK』 3位『鬼滅の刃』
- 新しく友だちができたマンガは、1位『ONE PIECE』 2位『鬼滅の刃』 3位『ハイキュー!!』
前問で聞いた、プラスの影響を受けた具体的な事象について、そのマンガが何であったのかを自由回答で聞きました。まず日本人の7割が「知識が増えた」と回答した事象の中で、きっかけとなったマンガの中から回答数が多かったマンガは、日本のグルメブームの火付け役にもなった、原作・雁屋哲さん、作画・花咲アキラさんによる『美味しんぼ』、続いて青山剛昌さんの推理マンガ『名探偵コナン』、そして2016年に第200巻で最終巻となった秋本治さんの『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が選ばれました。「価値観・人生観が変わった」と回答をした人が選んだマンガは上位から、仲間たちとの冒険や友情を描いた尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』、高校バスケットボール部を舞台にした井上雄彦さんの『SLAM DUNK』、そして2019年に世の中を席捲した吾峠呼世晴さんの『鬼滅の刃』が選ばれました。また「新しく友だちができた」きっかけとなったマンガは、価値観・人生観と同じく上位に『ONE PIECE』『鬼滅の刃』が選ばれ、続いて高校バレーボールを題材にした 古舘春一さんの『ハイキュー‼』となりました。
- マンガの達人がお勧めするシチュエーション別マンガは?
- 大笑いしたい時…『女子高生の無駄づかい』『ワンパンマン』
- 元気になりたい時…『テニスの王子様』『この美術部には問題がある!』
- 泣きたい時…『夏目友人帳』『ANGEL VOICE』
- 恋をしたい時…『僕の心のヤバイやつ』『私のことを憶えていますか』
- 人生について考えたい時…『3月のライオン』
最後に、毎日1冊以上マンガを読み、月間にマンガにかけるお金が10,000円以上の方に「マンガの達人」の称号を贈らせていただき、その「マンガの達人」にシチュエーション別のお勧めマンガを聞きました。シチュエーションは「大笑いしたい時」「元気になりたい時」「泣きたい時」「恋をした時」「人生について考えたい時」の5つを選定しました。まず「大笑いした時」にお勧めのマンガとして、個性豊かで魅力的なキャラクターの女子高生を主人公にしたビーノさんのJK学園コメディ『女子高生の無駄遣い』、そしてあらゆる敵をパンチ1発(ワンパン)で倒してしまうヒーローを描いた村田雄介さんの『ワンパンマン』があげられました。「元気になりたい時」にお勧めなマンガは、「テニプリ」の愛称で知られるテニス部をテーマにした許斐剛さんの『テニスの王子様』、そして中学の美術部を舞台にしたいみぎむるさんの『この美術部には問題がある!』があげられました。続いて「泣きたい時」にお勧めするマンガとしては、ニャンコ先生と共に妖怪たちとの出会いと別れを描いたストーリーで緑川ゆきさんの『夏目友人帳』、そして高校のサッカー部を舞台にした古谷野孝雄さんの『ANGEL VOICE』が選ばれました。そして「恋をしたい時」にお勧めするマンガとして、「僕ヤバ」で知られる桜井のりおさんのラブコメディ『僕の心のヤバイやつ』と、大人になってから時を超えて動き出す初恋を描いた東村アキコさんの『私のことを憶えていますか』があげられました。最後に、「人生について考えたい時」に読むことをお勧めするマンガは、プロ将棋棋士の17歳の青年を主人公にした羽海野チカさんの『3月のライオン』、そして30歳独身男性と6歳少女との家族の絆をめぐる宇仁田ゆみさんの『うさぎドロップ』が選ばれました。
■調査概要
調査方法:インターネット (Tアンケート)
調査期間:2021年9月21日(火)~9月22日(水)
調査地域:全国
調査対象:18~69歳の男女(T会員)
サンプル数:1,504名